ペチカの話
北こがねストーリー(6)
【2006年〜】
ペチカの話
この住宅が建てられた1981年は
第二次オイルショックの最中でした。
1973年に始まったオイルショックで
灯油の価格が跳ね上がり
薪ストーブやペチカを設置する住宅が
増えたそうです。
この住宅のリビングにも
レンガを積んだ本格的なペチカがありました。
重たくて素焼きのレンガが
部屋の壁のように横たわる様には驚きでした。
中央の煙突の左右に二つのペチカがあります。
右側のペチカは裏に焚き口があり
長く使われていました。
左側のペチカにはバルカンの石油ストーブが
ついていましたがほとんど使われていませんでした。
セカンドハウスとして使っていた時は
主に右側のペチカの焚き口で
薪を焚いて使っていました。
ペチカ全面からの温もりの心地よさを
楽しんでいました。
ペチカの温もりも素晴らしかったのですが、
ペチカそのものの価値にも気付きました。
そして縄文の丘の眺望と
素焼きのレンガのペチカがある
リビング(北こがねのお店)の
素晴らしさにも気付きました。
①③2007年のペチカ
②④現在の北こがね
⑤右側のペチカの焚き口
⑥ペチカの裏側