薪の音
カサカサとした小さな音。
閉店後、音楽を消した静かなお店で カサ カサ カサ と音が聞こえることがあります。
カチ カチ カチ と鳴る時計ではなく、薪ストーブの方から聞こえます。ストーブも音を出しますが、その音とも違います。耳を凝らして近寄って行くと、積んである薪の中で音がします。
その正体は「トンボ」です。体が細くて小さなトンボが薪のすき間に入り込んでいたようです。秋になって寒くなってきたので、すき間に入って冬を越そうとしてたのでしょうか。
薪が部屋に運ばれて春のように暖かくなったので、活動を再開したみたいです。